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エギング仕掛けはこれだけでOK!最低限の道具でアオリイカを釣る方法とは?

エギングは、エギと呼ばれる疑似餌でアオリイカを狙う人気の釣りです。仕掛けがシンプルで初心者でも始めやすく、堤防や漁港など身近なフィールドで楽しめることから、多くのアングラーに親しまれています。

しかし、これからエギングを始めたい方にとって、「どんな道具を揃えればよいのか」「仕掛けはどう作るのか」という疑問は尽きないでしょう。ロッドやリール、ライン、リーダー、スナップ、エギなど、必要な道具が多く感じられるかもしれません。

本記事では、エギング仕掛けの全体像から各道具の選び方、そしてラインとリーダーの結び方まで、初心者の方でも迷わず準備できるよう体系的に解説します。当メディアでの検証結果も交えながら、最初の一歩を踏み出すために必要な情報をお届けします。

エギング仕掛けの全体構成

エギング仕掛けは、ロッド、リール、メインライン(PEライン)、リーダー、スナップ、エギの6つの要素で構成されます。それぞれの役割を理解することで、適切な道具選びと仕掛け作りが可能になります。

ロッドはエギを遠くにキャストし、シャクリ動作でエギにアクションを付けるための竿です。リールはラインを巻き取り、エギを操作するために使用します。メインラインにはPEラインを使用し、その先端にショックリーダー(リーダー)を結束します。リーダーの先にはスナップを取り付け、そこにエギを接続します。

この構成により、PEラインの飛距離と感度を活かしつつ、リーダーで根ズレや衝撃を吸収し、スナップでエギの交換を容易にするという、エギングに最適化されたシステムが完成します。

ヤマシタやダイワなど主要メーカーの公式サイトでも、この基本構成が推奨されています。初心者の方は、まずこの標準的な仕掛けをマスターし、経験を積んでから自分なりのアレンジを加えていくことをおすすめします。

エギングロッドの選び方

エギングロッドは、エギをキャストし、シャクリ動作でアクションを付けるための専用竿です。初心者には8〜8.6フィート(約2.4〜2.6m)、硬さMクラスのモデルが扱いやすくおすすめです。

ロッドの長さは飛距離と操作性に影響します。長いほど遠投しやすくなりますが、シャクリ動作時の負担が増加します。8〜8.6フィートは、堤防や漁港など一般的なフィールドで十分な飛距離を確保しつつ、操作性も良好なバランスの良い長さです。

硬さ(パワー)は、使用するエギのサイズに合わせて選択します。Mクラスは3〜3.5号のエギに対応し、秋の新子シーズンから春の親イカシーズンまでオールシーズン使用できる万能な硬さです。

主要メーカーとして、シマノの「セフィア」シリーズ、ダイワの「エメラルダス」シリーズが高い人気を誇ります。1万円前後のエントリーモデルでも十分な性能があり、初心者が最初の一本として選ぶのに適しています。

当メディアでの検証では、エギング専用ロッドはシーバスロッドなど汎用ロッドと比較して、シャクリ動作時の操作性とアタリの感度に明確な差があることを確認しました。

エギングリールの選び方

エギングリールは、2500〜3000番クラスのスピニングリールが標準的な選択となります。ハイギアモデルを選ぶことで、糸フケの回収がスムーズになり、釣りの効率が向上します。

リールの番手は糸巻量とサイズを表す数値で、エギングではPE0.6〜0.8号を150m程度巻ける2500〜3000番が適しています。シマノでは「C3000」、ダイワでは「LT2500」が定番の番手です。

ギア比は、ハイギア(HG)またはエクストラハイギア(XG・XH)が推奨されます。シャクリ後の糸フケを素早く回収でき、手返しの良い釣りが可能になります。

ハンドルタイプは、シングルハンドルとダブルハンドルの2種類があります。ダブルハンドルはハンドルの回転バランスが安定し、シャクリ後に掴みやすいメリットがあります。初心者にはダブルハンドルモデルがおすすめですが、軽量性を重視するならシングルハンドルも選択肢に入ります。

価格帯としては、1万円前後のエントリーモデルで十分にエギングを楽しめます。ダイワ「レガリス」やシマノ「サハラ」などは、コストパフォーマンスに優れた人気モデルです。

メインライン(PEライン)の選び方

エギングのメインラインは、PEラインが標準的な選択です。太さは0.6〜0.8号、長さは150〜200m程度をリールに巻いて使用します。

PEラインは、ナイロンやフロロカーボンと比較して引っ張り強度が高く、伸びが少ないため感度に優れています。細い号数でも十分な強度があり、エギを遠くにキャストできる飛距離性能も魅力です。エギングでは、イカの繊細なアタリを感じ取ることが重要なため、感度の高いPEラインが適しています。

太さの選択として、0.6号は軽量エギの飛距離を重視する場合や、感度を最優先したい場合に適しています。0.8号は強度に余裕があり、根ズレのリスクがあるフィールドでも安心して使用できます。初心者には、バランスの良い0.6〜0.8号をおすすめします。

PEラインの編み数として、4本編みと8本編みがあります。8本編みは表面が滑らかで飛距離に優れますが、価格が高くなります。初心者は4本編みでも十分な性能を得られます。

カラーは、視認性の高いイエローやグリーン、ピンクなどがラインの動きを把握しやすくおすすめです。

リーダーの選び方

エギングのリーダー(ショックリーダー)は、フロロカーボン素材の2〜2.5号(8〜10lb)、長さ80cm〜1ヒロ(約1.5m)が標準的な選択です。

リーダーを使用する理由は、根ズレ対策、ショック吸収、イカからの視認性低下の3つです。PEラインは摩擦に弱く、岩やテトラに擦れると切れやすいため、耐摩耗性に優れたフロロカーボンリーダーで先端を保護します。

太さの目安として、メインラインのPE0.6号には2号(約8lb)、PE0.8号には2〜2.5号(8〜10lb)のリーダーを組み合わせます。季節やフィールドによる調整として、春の大型イカ狙いや根が荒い場所では太め(2.5〜3号)、秋の新子シーズンや渋い状況では細め(1.75〜2号)にする場合もあります。

長さの目安として、堤防などオープンエリアでは80cm〜1m、磯場や藻場など根ズレリスクが高い場所では1ヒロ〜1.5ヒロと長めに設定します。初心者は1m前後から始めることをおすすめします。

おすすめ製品として、クレハ「シーガー グランドマックス」、サンライン「ソルティメイト エギリーダーBS」、バリバス「アバニ エギング ショックリーダー」などが定評があります。

スナップの選び方

エギングのスナップは、リーダーとエギを接続するための金具で、Mサイズ(適合エギ2.5〜4号程度)が標準的な選択です。スナップを使用することで、エギの交換がワンタッチで可能になります。

スナップのメリットは、状況に応じたエギの素早い交換ができることです。カラーやサイズ、沈下速度の異なるエギを試しながら、その日の当たりパターンを探る釣りがエギングの醍醐味です。スナップを使わずリーダーにエギを直結する方法もありますが、交換のたびに結び直しが必要になるため、効率面でスナップの使用がおすすめです。

サイズ選びの基準として、エギングでは一般的にMサイズまたは#1サイズが使用されます。小さすぎるとエギの動きを妨げる場合があり、大きすぎると目立ってイカに警戒される可能性があります。

形状として、クロスロックタイプやエッグスナップなど様々な種類がありますが、開閉が容易で強度のあるものを選べば問題ありません。ヤマシタ「エギ王 スナップ」やダイワ「D-スナップ」などエギング専用設計のスナップは、エギとの相性が良く安心して使用できます。

エギの選び方

エギは、イカを釣るための疑似餌で、サイズは3〜3.5号、カラーはオレンジやピンクなどのアピール系を基本として揃えることをおすすめします。

エギのサイズは号数で表され、一般的に2.5号から4号までがラインナップされています。3号は秋の新子シーズンに適したサイズで、3.5号は春の親イカシーズンや通年使用できるスタンダードサイズです。初心者は3〜3.5号を中心に揃えると、多くの状況に対応できます。

カラー選びの基本として、「アピール系」と「ナチュラル系」の2つのカテゴリがあります。アピール系はオレンジ、ピンク、レッドなど派手な色で、日中や濁り潮、活性が高い状況で有効です。ナチュラル系はブルー、グリーン、ブラウンなど地味な色で、澄み潮や活性が低い状況で有効です。最初はアピール系を中心に、徐々にバリエーションを増やしていくアプローチがおすすめです。

沈下速度として、ノーマル(スタンダード)タイプ、シャロータイプ(スローシンキング)、ディープタイプ(ファストシンキング)があります。初心者はノーマルタイプから始めることをおすすめします。

主要メーカーとして、ヤマシタ「エギ王」シリーズ、ダイワ「エメラルダス」シリーズ、シマノ「セフィア」シリーズなどが高い実績を持っています。

エギング仕掛けの作り方(結び方)

エギング仕掛けは、PEラインとリーダーの結束、リーダーとスナップの結束の2箇所の結び方をマスターすれば完成します。それぞれの結び方を順番に解説します。

PEラインとリーダーの結び方

PEラインとリーダーの結束は、FGノットまたは電車結びが一般的に使用されます。

FGノットは、PEラインをリーダーに編み込むように巻き付ける摩擦系ノットで、結束強度が90%以上と高く、結び目が細くガイド抜けも良好です。習得には練習が必要ですが、覚えれば確実な結束が可能になります。

電車結びは、PEラインとリーダーそれぞれにユニノットを作り、引き絞って結束する簡単な方法です。FGノットと比較すると強度は劣りますが、初心者でも短時間で習得できます。まずは電車結びから始め、慣れてきたらFGノットにステップアップするのがおすすめです。

ファイヤーノット(10秒ノット)は、短時間で結べる摩擦系ノットとして近年人気が高まっています。現場での素早い結束が可能で、初心者にも扱いやすい結び方です。

リーダーとスナップの結び方

リーダーとスナップの結束は、ユニノットまたはクリンチノットが一般的です。

ユニノットは、リーダーをスナップのアイに通し、ループを作ってその中に4〜5回通して締め込む結び方です。結束強度が高く、すっぽ抜けにくい特性があります。

クリンチノットは、リーダーをスナップのアイに通し、本線に4〜5回巻き付けて締め込む結び方です。シンプルで素早く結べるため、多くのアングラーに愛用されています。

どちらの結び方も、締め込み時に唾液などで湿らせることで、摩擦熱によるラインの劣化を防ぎ、結束強度を高められます。

エギング仕掛けに必要な道具一式

エギング仕掛け以外にも、釣行に必要な道具があります。安全で快適な釣りのために、以下のアイテムも準備することをおすすめします。

ライフジャケット(フローティングベスト)は、安全のために必須のアイテムです。堤防や磯での釣りでは、落水のリスクがあるため必ず着用してください。

ギャフまたはタモは、イカを取り込むための道具です。ギャフはイカを引っ掛けて取り込む道具で、タモ(玉網)はすくい上げて取り込みます。堤防など足場が高い場所では必須です。

エギケースは、エギを収納・持ち運びするためのケースです。カンナ(針)を保護し、カラー別に整理できる専用ケースが便利です。

その他、偏光サングラス(水中の様子を確認しやすい)、ヘッドライト(夜釣りや薄暗い時間帯に必要)、イカ締めピック(イカを締めて鮮度を保つ)、クーラーボックス(釣果を持ち帰るため)なども釣行スタイルに応じて用意します。

エギング仕掛けのよくある質問

エギング仕掛けについて、初心者からよく寄せられる質問に回答します。

リーダーなしでエギングはできるかという質問がよくありますが、リーダーの使用を強くおすすめします。PEラインは摩擦に弱く、根ズレで切れやすいためです。また、PEラインの直結ではショック吸収ができず、イカの身切れやすっぽ抜けの原因にもなります。

オモリは必要かという質問については、通常のエギングでは不要です。エギ自体に重さがあり、それだけで十分にキャストと沈下ができます。ただし、深場を狙うディープエギングやティップランエギングでは、専用のオモリやシンカーを追加する場合があります。

エサは使わないのかという質問については、エギングは疑似餌(ルアー)を使用する釣りのため、エサは使用しません。ただし、アオリイカを狙う釣法として、生きエサ(アジなど)を使用するヤエン釣りやウキ釣りもあります。

シーバスロッドで代用できるかという質問については、代用は可能ですが専用ロッドと比較すると操作性に差があります。シーバスロッドはエギングロッドよりティップが太く、シャクリ動作やアタリの感度で劣る傾向があります。長くエギングを楽しむなら専用ロッドの購入をおすすめします。

まとめ

エギング仕掛けの作り方と必要な道具について解説しました。

仕掛けの構成は、ロッド(8〜8.6ft・Mクラス)、リール(2500〜3000番・ハイギア)、PEライン(0.6〜0.8号)、リーダー(フロロ2〜2.5号・80cm〜1ヒロ)、スナップ(Mサイズ)、エギ(3〜3.5号)の6要素です。

結び方は、PEラインとリーダーの結束(FGノットまたは電車結び)、リーダーとスナップの結束(ユニノットまたはクリンチノット)の2箇所をマスターすれば完成します。初心者は電車結びとユニノットから始め、慣れてきたらFGノットにステップアップするのがおすすめです。

エギング仕掛けはシンプルで、一度覚えれば誰でも簡単に作れます。本記事を参考に道具を揃え、まずは釣り場に足を運んでエギングの楽しさを体験してください。

FAQ

Q1. エギング仕掛けの作り方は初心者でも簡単ですか?

エギング仕掛けはシンプルな構成のため、初心者でも簡単に作れます。結び方を2種類(PEラインとリーダー、リーダーとスナップ)覚えれば完成します。最初は電車結びとユニノットから始めれば、10〜15分程度で仕掛けを作れるようになります。慣れてくればFGノットにステップアップすることで、より強度の高い仕掛けが作れます。

Q2. エギング仕掛けの結び方で最強なのは何ですか?

PEラインとリーダーの結束では、FGノットが結束強度90%以上と最も優れています。結び目が細くガイド抜けも良好です。リーダーとスナップの結束では、ユニノットが強度とすっぽ抜け防止のバランスに優れています。どちらも習得に練習が必要ですが、覚えれば確実な結束が可能になります。

Q3. エギング仕掛けにスナップは必要ですか?

スナップの使用を推奨します。スナップを使うことで、エギの交換がワンタッチで可能になり、状況に応じた素早いローテーションができます。リーダーにエギを直結する方法もありますが、交換のたびに結び直しが必要になるため効率が落ちます。エギング専用のスナップ(Mサイズ)を使用することをおすすめします。

Q4. エギング初心者セットはおすすめですか?

予算を抑えて手軽に始めたい方には選択肢の一つになります。ロッド、リール、PEライン、エギなどがセットになっており、個別に揃えるより安価な場合が多いです。ただし、セット品は各パーツの品質が抑えられている場合もあるため、長く続けるなら後から個別にグレードアップする前提で検討することをおすすめします。

Q5. エギング仕掛けの費用はどれくらいかかりますか?

初心者向けの目安として、ロッド(8,000〜15,000円)、リール(8,000〜15,000円)、PEライン(1,500〜3,000円)、リーダー(500〜1,000円)、スナップ(300〜500円)、エギ(800〜1,200円×3〜5個)で、合計2〜4万円程度で一式揃えられます。セット品を活用すれば1.5万円程度から始めることも可能です。

Q6. ティップランエギングの仕掛けは通常と違いますか?

ティップランエギング(ボートエギング)は、仕掛けの基本構成は同じですが、使用するエギと一部の仕様が異なります。ティップラン専用エギ(30〜50g程度の重いもの)を使用し、ロッドはティップラン専用のソリッドティップモデルが推奨されます。リーダーは通常より短め(50〜80cm程度)に設定する場合が多いです。通常のエギングタックルでも代用は可能ですが、本格的に楽しむなら専用タックルの用意をおすすめします。

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