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バス釣り服装ガイド|季節別・機能性重視の選び方

バスフィッシング(バス釣り)は、一日中屋外で過ごすことが多いアクティビティです。そのため、天候の変化やフィールド(釣り場)の状況に対応できる適切な服装を選ぶことが、単なるファッションの問題ではなく、「安全性」と「快適性」、ひいては「釣果」に直結します。

日焼けや熱中症、虫刺され、雨風による体温低下、足場の悪い場所での転倒など、自然の中での釣りには様々なリスクが伴います。これらのリスクを軽減し、釣りに集中できる環境を整えることが、バス釣りを楽しむ上での大前提となります。

この記事では、バス釣りに適した服装について、季節(春夏秋冬)ごとの基本的な考え方、重視すべき機能性(UVカット、防水など)、そして安全・快適性を高める必須アイテムまで、体系的に解説します。ワークマンなどの高コスパブランドの活用法や、人気のフィッシングアパレルブランドについても触れていきます。

バス釣りの服装における3つの基本原則

フィールドで快適かつ安全に過ごすために、バス釣りの服装選びには3つの基本原則があります。

  1. 安全性の確保: 最優先事項です。足場の悪い場所での転倒を防ぐ「滑りにくい靴」、藪漕(やぶこ)ぎや虫刺され、フック(釣り針)による怪我を防ぐための「肌の露出を避ける」服装、そして夏場の「熱中症対策(帽子、水分補給)」や冬場の「低体温症対策(防寒)」が含まれます。
  2. 快適性の維持: 暑さや寒さに対応できる「体温調節機能」と、キャスト(投げる動作)や移動を妨げない「動きやすさ」が重要です。汗をかいてもベタつかない、寒くても体が冷えすぎない素材選びがポイントになります。
  3. 機能性の追求: 釣りをより快適にする機能です。夏場の「UVカット(紫外線対策)」、「吸汗速乾性」、雨天時の「防水性・撥水性」、そしてルアーケースなどを収納するための「収納力(ポケットなど)」が挙げられます。

これらの原則に基づき、季節ごとの具体的な服装を見ていきましょう。

【春夏】バス釣りの服装:日焼け・暑さ・虫対策

春から夏にかけては、気温の上昇、日差しの強さ、そして虫の活動が活発になる季節です。

肌露出を避け、UVカット・通気性・速乾性を重視

夏場の暑さ対策として半袖・半ズボンを選びたくなりますが、バス釣りの環境では**「長袖・長ズボン(またはそれに準ずる装備)」が基本**です。これは、強い紫外線による日焼けや熱中症のリスク、虫刺され、藪漕ぎでの怪我を防ぐためです。

トップス:UVカット長袖が必須

  • 素材: ポリエステルなどの「吸汗速乾」素材を選びます。汗を素早く吸収・発散させることで、気化熱により涼しく感じ、汗冷えも防ぎます。
  • 機能: 「UVカット(UPF値が高いもの)」機能は必須です。
  • 種類:
    • ドライTシャツ/ロングスリーブTシャツ: 最も手軽な選択肢。
    • ラッシュガード: 元々はサーフィン用ですが、速乾性・UVカット性能が非常に高く、夏場のインナーとしてもアウターとしても優秀です。ダイワの「アイスドライ」シリーズなどは接触冷感機能も備えています。
    • フィッシングシャツ: 釣り専用に設計されたシャツは、通気性やポケット配置に優れます。

ボトムス:ハーフパンツ+レッグカバー or 薄手長ズボン

  • ハーフパンツ+レッグカバー: 動きやすく涼しい組み合わせです。レッグカバー(コンプレッションタイツなど)は、UVカット、虫刺され防止、筋肉サポートの効果があります。
  • 薄手の長ズボン: 速乾性や撥水性のあるトレッキングパンツや、ワークマンなどで販売されているストレッチ性の高い作業ズボンなどが適しています。藪漕ぎが多い場所では長ズボンが安全です。

小物:日差しと虫から身を守る

  • 帽子/キャップ: 熱中症対策、紫外線対策として必須。ツバが広いハットタイプも有効です。
  • アームカバー: 半袖を着用する場合や、長袖の上に重ねて、腕の日焼けや虫刺されを徹底ガードします。
  • ネックゲイター/フェイスカバー: 首周りや顔の日焼けを防ぎます。
  • 虫除けスプレー: 事前の対策として重要です。

【秋冬】バス釣りの服装:防寒と動きやすさの両立

秋から冬にかけては、気温の低下と冷たい風への対策が重要になります。ただし、厚着しすぎるとキャストなどの動作がしにくくなるため、「動きやすさ」との両立がポイントです。

「重ね着(レイヤリング)」で体温調節。防風・防水性が鍵

寒いからといって、分厚いアウターを一枚だけ着込むのはNGです。日中の気温変化や、運動量(歩行、キャスト)に応じて**脱ぎ着しやすい「重ね着(レイヤリング)」**が基本となります。

レイヤリングの基本構成

  1. ベースレイヤー(肌着): 肌に直接触れる層。汗を素早く吸収し、肌面をドライに保つ「吸汗速乾性」のある化繊素材(ポリエステルなど)を選びます。綿(コットン)素材は汗を吸うと乾きにくく、体温を奪うため避けるべきです。
  2. ミドルレイヤー(中間着): 体温を保持する「保温性」を担う層。フリース、ダウンベスト、薄手のインナーダウンなどが適しています。気温に応じて厚さや枚数を調整します。
  3. アウターレイヤー(外着): 雨、風、雪から体を守る層。「防水性(耐水圧)」「防風性」「透湿性(内部の湿気を逃がす性能)」が重要です。

アウタージャケットの選び方

  • 機能: 最低限「防風性」は必須です。雨天でも釣りをする場合は「防水透湿性」のあるレインウェアをアウターとして兼用するのが合理的です。
  • デザイン: キャスト動作を妨げない、腕周りのカッティングが立体的なものを選びます。フード付きが基本です。
  • バス釣り用ジャケット: 釣り専用設計のジャケットは、ポケットの配置や丈の長さなどが釣りの動作に合わせて作られています。

ボトムス・小物

  • ボトムス: 裏起毛や防風素材の暖かいパンツを選びます。寒さが厳しい場合は、ベースレイヤーとして保温性の高いタイツを着用します。
  • 小物: ニット帽やキャップ、ネックウォーマー、保温性の高いグローブ(指先が出るタイプが便利)で、熱が逃げやすい頭部や首元、手先を保護します。

【必須】バス釣り用アイテム:安全・快適性を高める装備

服装と合わせて、以下のアイテムを装備することで、バス釣りの安全性と快適性は格段に向上します。

  • 偏光グラス: 水面のギラつき(反射光)をカットし、水中を見やすくするサングラスです。水中の地形や障害物、バスの姿を確認できるだけでなく、ルアーや木の枝などから目を保護する役割も果たします。バス釣りにおいては必需品です。
  • 帽子 / キャップ: 日差し除け、熱中症対策はもちろん、偏光グラスの効果を高め(上からの光を遮る)、木の枝などから頭部を保護する役割もあります。
  • 滑りにくい靴: オカッパリ(岸釣り)では、ぬかるんだ地面、濡れた岩場、傾斜地などを歩くことが多くあります。グリップ力の高いスニーカー、トレッキングシューズ、または防水性の高い長靴(レインブーツ)が必須です。
  • フィッシングベスト / バッグ: ルアーケースやプライヤー(針外し)、ラインカッターなどの小物を収納し、両手をフリーにするために重要です。夏場は暑いため、ベストの代わりにウエストバッグやショルダーバッグ、レッグバッグなども活用されます。

ワークマンはバス釣りの服装に使える?

近年、作業服メーカー「ワークマン」のアウトドア・スポーツウェアが高機能・低価格であると、釣り人の間でも非常に人気が高まっています。

コスパ最強。バス釣りに最適なアイテムが豊富

ワークマンの製品は、過酷な現場で働くプロの要求に応える機能性(防水、防風、耐久性、ストレッチ性など)を備えながら、驚くほど低価格です。バス釣りに流用できるアイテムが数多くあります。

おすすめアイテム例

  • 春夏: 冷感コンプレッションインナー(冷感・UVカット)、アームカバー、速乾性Tシャツ、撥水・ストレッチパンツ、サファリハットなど。
  • 秋冬: 防水防寒ジャケット・スーツ(「AEGIS イージス」シリーズなど)、防風ストレッチパンツ、保温インナー(メリノウール素材など)、防水シューズ、防寒グローブなど。

ワークマン活用の注意点

あくまで作業服や汎用アウトドアウェアであるため、釣り専用設計ではありません。例えば、ジャケットのポケットの位置がライジャケ(ライフジャケット)と干渉したり、キャスト時の腕の動かしやすさが専門ブランドに劣ったりする場合があります。しかし、その価格を考えれば、入門用や消耗品として割り切って使うには十分すぎる性能を持っていると言えます。

バス釣りにおすすめのアパレルブランド

機能性だけでなく、デザイン性にもこだわりたいアングラーには、フィッシング専門のアパレルブランドもおすすめです。

  • メーカー系:
    • シマノ (SHIMANO): 高機能素材(GORE-TEXなど)を採用した本格的なウェアから、カジュアルなラインまで幅広く展開。
    • ダイワ (DAIWA): シマノと並ぶ大手。レインウェアや防寒着に定評あり。「D-VEC」などデザイン性の高いラインも。
  • バス釣り専門系:
    • メガバス (Megabass)、デプス (Deps)、レイドジャパン (RAID JAPAN)、ジャッカル (Jackall) など: それぞれのブランドの世界観を反映した、デザイン性の高いウェアが人気。コアなファンが多い。
  • アウトドアブランド系:
    • コロンビア (Columbia PFG): フィッシングライン「PFG (Performance Fishing Gear)」を展開。
    • フォックスファイヤー (Foxfire): フライフィッシング由来のブランドだが、機能的なウェアが多い。
    • パタゴニア (Patagonia): 環境に配慮した素材と高い機能性。

不要になった釣りウェアの処分・買取

シーズンオフやウェアの買い替えで不要になった釣り用の服装(ウェア)は、どのように処分すれば良いでしょうか。

処分方法

  • 状態が良いもの: 釣具買取専門店や古着買取店、フリマアプリで売却できる可能性があります。特に人気ブランド(シマノ、ダイワ、バス釣り専門ブランド)のウェアは需要があります。
  • 状態が悪いもの: 汚れや破れがひどいものは、自治体のルールに従って「衣類」として処分(リサイクル回収または可燃ゴミなど)します。

釣具買取専門店タックルラウンジでは、釣具本体だけでなく、状態の良いフィッシングウェアの買取も行っております。お気軽にご相談ください。

まとめ

バス釣りの服装は、おしゃれを楽しむ要素もありますが、それ以上に**「安全」「快適」「機能」**という実用的な側面が極めて重要です。

  • 基本: 季節を問わず、肌の露出は最小限に。
  • 春夏: UVカット、吸汗速乾、通気性を重視した長袖・長ズボン(またはレッグカバー)。
  • 秋冬: レイヤリング(重ね着)による体温調節。防風・防水・保温性と動きやすさを両立。
  • 必須アイテム: 偏光グラス、帽子、滑りにくい靴は安全と釣果に直結。
  • ブランド選択: コスパならワークマン、機能・デザインなら専門ブランド。

ご自身のスタイルやフィールドに合った服装を選び、安全かつ快適に、思う存分バスフィッシングを楽しんでください。

FAQ(よくある質問)

Q1: 夏でも長袖・長ズボンは暑くないですか?

A1: 確かに暑いですが、それ以上に「日焼けによる体力消耗」「熱中症リスク」「虫刺され」「怪我」を防ぐメリットが大きいです。最近のウェアは、接触冷感素材や、非常に通気性の良い素材で作られているため、適切に選べば半袖よりも快適な場合があります。

Q2: ワークマンでバス釣りウェアを揃える場合の注意点は?

A2: 低価格で高機能ですが、「釣り専用」ではない点に注意が必要です。例えば、防水ジャケットでもフードの形状がキャップと合わなかったり、ポケットの位置が使いにくかったりすることがあります。また、デザインは作業服由来のものが多いため、ファッション性を重視する場合は好みが分かれるかもしれません。

Q3: 偏光グラスはなぜバス釣りに必須なのですか?

A3: 主な理由は2つです。①水面のギラつきを抑えることで、水中の地形、ウィード(水草)、バスの姿など、釣りに必要な情報が格段に見やすくなります。②ルアーが飛んできたり、木の枝から目を守る「保護具」としての役割も非常に重要です。

Q4: 雨の日はどんな服装が良いですか?

A4: 「防水透湿性」のあるレインウェア(ジャケットとパンツの上下セット)が必須です。内部の湿気を逃がす「透湿性」がないと、汗で蒸れてしまい、夏は不快、冬は汗冷えの原因になります。靴も防水性の高いもの(長靴や防水シューズ)を選びましょう。

Q5: オカッパリ(岸釣り)とボート釣りで服装は変わりますか?

A5: 基本的な考え方(安全性・快適性・機能性)は同じですが、ボート釣りの場合は「ライフジャケット(救命胴衣)の着用」が必須(法律で義務付けられている場合あり)となります。また、ボート上は日差しを遮るものが少ないため、より徹底した紫外線対策が必要です。オカッパリは藪漕ぎなどを考慮し、より丈夫な素材のウェアを選ぶと良いでしょう。

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