釣具の現金買取専門店|埼玉県でリールを一番高く売るなら【タックルラウンジ】

バス釣り季節別攻略ガイド|春夏秋冬のパターンとルアー選び

バスフィッシング(バス釣り)の釣果は、季節によって大きく左右されます。それは、バスが変温動物であり、その行動が水温に大きく依存するためです。春の産卵期(スポーニング)、夏の高水温期、秋の荒食い、冬の低活性期と、バスは1年を通じて居場所や捕食行動を変化させます。

「いつが一番釣れる季節なの?」「春にはどんなルアーを使えばいい?」「冬はどこを狙えばいい?」といった疑問は、バス釣りを楽しむ上で誰もが持つものです。

この記事では、バス釣りの年間サイクルを「春」「夏」「秋」「冬」の4つの季節に分け、それぞれの時期におけるバスの行動パターン、フィールド(釣り場)での基本的な攻略法、そして有効なルアーの種類を体系的に解説します。季節ごとのパターンを理解することが、バスを釣るための最大の近道です。

バス釣りの年間サイクルと最も釣れる季節

1年を通じたバスの行動は、大きく「産卵」「捕食」「越冬」のサイクルで回っています。

  • 春: 越冬から目覚め、産卵のために浅場(シャロー)へ移動。(産卵期)
  • 夏: 産卵後の体力回復を経て、高水温を避ける行動をとる。(回復〜避暑期)
  • 秋: 冬に備えて体力を蓄えるため、活発に餌を追い回す。(荒食い期)
  • 冬: 水温低下と共に活動量が減り、深場でじっとする。(越冬期)

このサイクルの中で、一般的に最もバスが釣りやすい(高活性な)季節は「春」と「秋」とされています。これは、バスが捕食や産卵のために活発に動き回り、アングラー(釣り人)がアプローチしやすい浅いエリアにいる時間が長くなるためです。

春のバス釣り (3月~5月): 産卵期(スポーニング)を制する

春は、バスが1年で最も大きく動き、アングラーにとってビッグバス(大型のバス)を狙える最大のチャンスとなる季節です。キーワードは**「産卵(スポーニング)」**です。

春バスの行動パターン

水温が上昇し始めると(目安として10℃〜15℃)、バスは越冬していた深場(ディープ)から、産卵場所となる浅場(シャロー)へと移動を開始します。この行動は大きく3段階に分けられます。

  1. プリスポーン (産卵前): 産卵に備えて体力を蓄えるため、シャロー手前のやや深い場所(セカンドブレイクなど)で積極的に餌を捕食します。大型のメスが釣れやすい時期です。
  2. ミッドスポーン (産卵中): オスがシャローに産卵床(ネスト)を作り、メスを誘い込んで産卵が行われます。産卵中のメスは口を使いにくいですが、ネストを守るオスは非常に攻撃的になります。
  3. アフタースポーン (産卵後): 産卵で体力を消耗したバス(特にメス)は、一時的に深場やカバー(障害物)で休息します。回復すると再び捕食を開始します。

春の攻略ポイント

  • シャロー(浅場)とその周辺(ブレイクライン、カバー)がメインステージ。
  • 水温変化に敏感になる。温かい雨の後や、日差しが続くタイミングで活性が上がりやすい。
  • プリスポーンは体力のある個体を狙い、ミッドスポーンはネスト周辺、アフタースポーンは回復系の個体を意識する。

春に有効なルアー・釣り方

  • プリスポーン: バスの捕食スイッチを入れる「ミノー(ジャーキング)」、広範囲を探る「スピナーベイト」「シャロークランクベイト」。
  • ミッドスポーン: ネスト周辺をスローに誘う「ワーム(ノーシンカーリグ、ネコリグ)」、威嚇バイトを誘う「ラバージグ」。
  • アフタースポーン: 体力の少ないバスでも食べやすい「ワーム(ダウンショットリグ、ノーシンカーリグ)。

夏のバス釣り (6月~8月): 高水温と「シェード」を意識

梅雨を経て水温が急上昇する夏は、バスにとって過酷な季節です。キーワードは「高水温」「シェード(日陰)」です。

夏バスの行動パターン

日中の強い日差しと高い水温(25℃以上)を嫌い、バスは快適な場所を求めて移動します。

  • シェード: オーバーハング(岸から張り出した木)、橋の下、カバー(水草や倒木)の中など、直射日光が当たらない涼しい場所。
  • カレント(流れ): 川の流れ込み(インレット)や、水門周りなど、水が動いて酸素量が多く、水温が比較的低い場所。
  • ディープ(深場): 水温が安定している水深のあるエリアの底付近。

活性が高まるのは、水温が比較的低い**朝夕のマズメ時(日の出・日の入り前後)**と、夜間です。

夏の攻略ポイント

  • 日中はシェードやカレント、ディープといった「涼しい場所」を徹底的に探す。
  • 朝夕のマズメ時は、水面を意識した展開が有効。
  • 水通しの良い場所や、ベイトフィッシュ(バスの餌となる小魚)が集まる場所を見つける。

夏に有効なルアー・釣り方

  • 朝夕マズメ: 水面で捕食するバスを狙う**「トップウォーター(ポッパー、ペンシルベイト)」**が最もエキサイティング。
  • 日中のシェード・カバー撃ち: 影の奥に潜むバスを直撃する**「ワーム(ノーシンカーリグ、バックスライド系)」「ラバージグ」**。
  • ディープ攻略: 深場にいるバスをじっくり誘う**「ワーム(ダウンショットリグ、キャロライナリグ)」**。
  • その他: 水面に落ちる虫を模した**「虫系ルアー」**も効果的な場合があります。

秋のバス釣り (9月~11月): 広範囲に散るバスを「巻物」で追う

夏から秋にかけて水温が低下し始めると、バスは冬に備えて体力を蓄えるために捕食活動が非常に活発になります。キーワードは**「荒食い」「巻物(まきもの)」**です。

秋バスの行動パターン

適水温(15℃〜25℃)となり、バスは広範囲に散らばって積極的にベイトフィッシュを追い回します。ただし、秋特有の現象**「ターンオーバー」**には注意が必要です。

  • ターンオーバーとは: 秋に水面の水温が急激に低下すると、底の温かい水と入れ替わる現象です。これにより一時的に水質が悪化し、バスの活性が著しく低下することがあります。

秋の攻略ポイント

  • 広範囲に散った高活性なバスを効率よく探すため、「横の動き」でアピールする「巻物(ハードルアー)」が主軸となります。
  • ベイトフィッシュ(ワカサギ、アユなど)の動きを意識し、それらが集まる場所(ワンドの入り口、岬周りなど)を重点的に狙います。
  • ターンオーバーの影響を受けていると感じたら、水質の良いエリアを探すか、リアクション(反射食い)を狙う釣りに切り替えます。

秋に有効なルアー・釣り方

  • 巻物全般: 「スピナーベイト」「クランクベイト」「バイブレーション」「チャターベイト」など、アピール力の高いハードルアーで広範囲をテンポ良く探るのが王道です。
  • ベイトフィッシュパターン: ワカサギなどを捕食している場合は「ミノー」「シャッド」も有効です。
  • ターンオーバー時: 食わせにくい状況では、リアクションバイトを誘う「メタルバイブレーション」「ラバージグ」なども選択肢に入ります。

冬のバス釣り (12月~2月): 低活性のバスに「リアクション」で口を使わせる

水温が10℃を下回る冬は、バスの活性が最も低くなる季節です。しかし、全く釣れないわけではありません。キーワードは**「低活性」「リアクション」**です。

冬バスの行動パターン

バスは体力を消耗しないよう、動きを最小限にします。水温が最も安定する深場(ディープ)の底付近や、温排水、湧き水のあるエリアなど、少しでも水温が高い**「越冬場所」**に集まります。捕食活動も鈍り、目の前に来た餌にわずかに反応する程度になります。

冬の攻略ポイント

  • まずはバスがいる可能性が高い「越冬場所」を特定することが最重要です。
  • 低活性のバスに口を使わせるため、「ゆっくり見せて食わせる」か、「リアクションバイト(反射的な食いつき)を誘う」かの二択が基本戦略となります。
  • わずかなアタリ(バイト)も逃さない、高い集中力が求められます。

冬に有効なルアー・釣り方

  • リアクション狙い: 「メタルバイブレーション」「バイブレーション(リフト&フォール)」で、反射的に口を使わせます。
  • スローな食わせ: 「シャッド(サスペンドタイプ)」のストップ&ゴー(巻いて止める動作)、「ワーム(ダウンショットリグ、ジグヘッドリグ)」の超スローな誘い。
  • その他: 水温がわずかに上昇するタイミング(暖かい日の午後など)では、シャローに一時的に差してくる個体を狙うことも可能です。

季節の変わり目の重要性

春から夏、夏から秋といった季節の変わり目は、バスの行動パターンが変化する移行期です。昨日まで釣れていたパターンが急に効かなくなったり、逆にこれまで反応しなかったルアーに反応し始めたりします。

このような時期は、決め打ちせずに様々なレンジ(層)やルアーを試し、その日のバスの状況を早く掴むことが重要になります。

不要になったルアーやタックルの整理

季節ごとの釣りを経験していく中で、「自分のスタイルには合わなかったルアー」や「買い替えて使わなくなったタックル(ロッドやリール)」が出てくることがあります。

これらを整理する際は、釣具買取専門店タックルラウンジの買取サービスをご利用ください。季節ごとの定番ルアーやタックルは中古市場でも需要が高く、適正な価格で買い取らせていただきます。

まとめ

バス釣りは、季節(水温)によって変化するバスの行動パターンを理解し、それにアジャスト(適合)させていくゲームです。

  • 春: 産卵を意識したシャロー攻略が鍵。「プリ」「ミッド」「アフター」で狙い方が変わる。
  • 夏: 高水温対策が必須。「シェード」「カレント」「ディープ」と朝夕マズメを狙う。
  • 秋: 広範囲に散るバスを「巻物」で効率よく探す。ターンオーバーに注意。
  • 冬: 低活性のバスが潜む「越冬場所」を特定し、「リアクション」または「スロー」な誘いで攻略。

それぞれの季節の特徴と、それに有効なルアーやアプローチを理解することで、1年を通じてバスフィッシングを楽しむことができます。この記事を参考に、ぜひ季節ごとのパターン攻略に挑戦してみてください。

FAQ(よくある質問)

Q1: バス釣りで一番釣れる季節はいつですか? A1: 一般的には「春(特にプリスポーン期)」「秋(荒食い期)」が最も釣りやすいとされています。春は産卵のために大型のバスが浅場に移動し、秋は冬に備えてバスが活発に餌を追うため、アングラーがバスと遭遇するチャンスが増えるからです。

Q2: バス釣り初心者におすすめの季節はありますか?

A2: 「秋」をお勧めします。バスの活性が高く、広範囲に散らばっているため、難しいテクニックがなくても「巻物(スピナーベイトやクランクベイト)」を投げて巻くだけで比較的簡単に釣果を得やすい季節だからです。春も釣れますが、産卵に関わる複雑な状況変化に対応する必要があります。

Q3: 「プリスポーン」「アフタースポーン」とは何ですか?

A3: 春の産卵期(スポーニング)におけるバスの状態を示す言葉です。

  • プリスポーン: 産卵を控えて体力を蓄えるため、荒食いしている状態。大型のメスが釣れやすい。
  • アフタースポーン: 産卵を終えて体力を消耗し、一時的に食欲が落ちている状態。

Q4: 「ターンオーバー」が起きると、なぜ釣れなくなるのですか?

A4: 秋に水面の水が冷やされ、底の温かい水と入れ替わる(ターンオーバー)と、底に溜まっていた硫化水素などの有害物質や、酸素の少ない水が水中全体に撹拌されます。これにより一時的に水質が悪化し、バスは極端に活性が低くなるため、釣れにくくなります。

Q5: 冬は本当に釣れないのですか? 攻略法はありますか?

A5: 確かに他の季節に比べて釣るのは難しいですが、全く釣れないわけではありません。重要なのは「バスがいる場所(越冬場所)を特定すること」と「低活性のバスに口を使わせるアプローチ(リアクション or スロー)」を徹底することです。メタルバイブレーションのリフト&フォールや、ダウンショットリグの超スローな誘いが定番の攻略法です。

簡単LINE査定