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フック選びで釣果が変わる?エリアトラウトの定番フックと使い分けを解説

その他タックル

エリアトラウトで「アタリはあるのに掛からない」「掛かってもすぐバレてしまう」と悩んだことはありませんか。ルアーやカラーを変えても改善しないとき、見直したいのがフックです。とはいえ、フックは種類やサイズが多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

フックは、魚とルアーを直接つなぐ大切なパーツです。種類や選び方、使い分けのポイントを押さえておけば、掛かりやバラシが改善し、釣果アップにつながりやすくなりますよ。

この記事では、エリアトラウトで使うフックの基本から、種類と選び方、釣り方別の使い分けとおすすめ商品、フックの向き、交換のタイミングと交換方法までを紹介します。読み終えるころには、状況に合わせてフックを選べるようになりますよ。

この記事は約16分で読めます

この記事でわかること

  • エリアトラウトでは、ルアーに合ったバーブレスのシングルフックを、軸の太さやゲイプの形、サイズで選ぶ
  • 放流直後は中軸前後、低活性時は細軸、大物狙いは強度重視など、状況に合わせて使い分ける
  • スプーンはカップ側、プラグは純正の向きを基準にフックを付け、針先が鈍ったらこまめに交換する

エリアトラウトで使うフックとは?

エリアトラウトフックの基礎知識のイメージ(ChatGPT生成)

エリアトラウトでは、カエシのないバーブレスのシングルフックを、ルアーや状況に合わせて使い分けるのが基本です。

フックとは、ルアーに付いている釣り針のことです。魚がルアーに食いついたときに口に掛かり、魚を釣り上げる役割があります。

一般的な釣り針には、刺さった針が抜けにくくなる「カエシ(バーブ)」が付いています。一方、エリアトラウトでは、カエシのないバーブレスフックを使うのが一般的です。魚へのダメージを減らし、フックを外しやすくするために、シングルのバーブレスフックの使用をルールにしている管理釣り場が多いです。使えるフックは釣り場ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。

項目
一般的な釣り針
エリアトラウト用フック
カエシ
あることが多い
ないバーブレスが基本
針の本数
3本針のトリプルフックなども使われる
1本針のシングルフックが基本
大きさ
釣りによってさまざま
小さめのサイズが中心

エリアトラウト用のフックは、スプーン用やクランク用など、ルアーの種類に合わせて専用のものが作られています。同じルアーでも、フックを変えるだけで掛かり方やバレにくさが変わることがあるため、フック選びも釣果を左右する大切なポイントです。

エリアトラウト用フックの種類と選び方

エリアトラウト用フックは、ルアーの種類、軸の太さ、ゲイプやポイントの形、サイズ、アイの向きで選びます。

まずは、フックの各部位の名前を覚えておきましょう。

部位
説明
アイ
ルアーやスプリットリングにつなぐ輪の部分
軸(シャンク)
アイから曲がりの部分までのまっすぐな部分
ゲイプ(フトコロ)
針先と軸のあいだの幅
フックポイント(針先)
魚に刺さる先端の部分

スプーン用・プラグ用から選ぶ

記事内容のイメージ

エリアトラウト用のフックは、大きくスプーン用とプラグ用に分けられます。

種類
特徴
スプーン用
アイが横向きの「横アイ」のものが多い。スプーンに付けたときに、フックポイントが決まった向きになるように作られている
プラグ用
アイが縦向きの「縦アイ」のものが多い。クランクやミノーなどに合わせて、ゲイプが広めのものも多い

基本は、使うルアーに対応したフックを選ぶことです。スプーンにはスプーン用、クランクやミノーにはプラグ用のフックを選びましょう。

エリアトラウトで使うルアーの種類については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:エリアトラウトのルアーは何を買う?種類や選び方を徹底解説

軸の太さで選ぶ

フックの軸の太さ(線径)によって、刺さりやすさと強さが変わります。一般的に、軸が細いほど刺さりやすく、太いほど丈夫になります。

軸の太さ
特徴
向いている場面
細軸
軽くて刺さりやすいが、強い力で伸びやすい
魚の反応が弱いとき、ショートバイトが多いとき、軽いルアーを使うとき
中軸
刺さりやすさと強さのバランスがよい
幅広い状況
太軸
丈夫で伸びにくいが、刺さりにくくなる
大型の魚を狙うとき、放流直後など魚の活性が高いとき

大物を狙うときは、魚の引きでフックが伸ばされないよう、太軸のフックを選ぶのがおすすめです。

ゲイプ・フックポイントの形状で選ぶ

ゲイプ(針先と軸のあいだの幅)や、フックポイントの向きによっても、掛かり方が変わります。

形状
特徴
ナローゲイプ
ゲイプが狭く、貫通力が高い。内向きポイントと組み合わさったものは、刺さったあとにバレにくい
ワイドゲイプ
ゲイプが広い。魚がルアーに触れたときに、口のどこかに針先が触れやすい
ストレートポイント
針先がまっすぐ。貫通力が高く、活性が高いときや速巻きに向く
内向きポイント(ネムリ)
針先が内側を向いている。巻きながら掛けやすく、一度刺さるとバレにくい

たとえば、「アタリはあるのに掛からない」ときはワイドゲイプや細軸のフックを試してみましょう。「掛かってもバレる」ときは内向きポイントのフックがおすすめです。このように、悩みに合わせて形状を選んでみてください。

ルアーに合わせてフックサイズを選ぶ

フックのサイズは、「#4」「#6」「#8」「#10」のように番手で表されます。一般的に、数字が小さくなるほどフックは大きくなります。エリアトラウトでは、#6〜#10前後がよく使われています。

番手
サイズ
主な使いどころ(目安)
#10〜#9
小さい
1g以下のマイクロスプーン、小型のクランクなど
#8〜#7
基準にしやすい
1〜2g前後のスプーンなど
#6以下
大きい
2g前後以上のスプーン、大型の魚を狙うときなど

ただし、番手と使うルアーの重さの目安はメーカーによって異なり、同じ番手でも種類によって大きさが少しずつ違います。なお、がまかつのように「号」で表しているメーカーもあります。ルアーの重さだけで決めずに、ルアーの大きさや、もともと付いている純正フックのサイズも確認しましょう。初心者のうちは、純正フックと同じくらいのサイズを基準にするのがおすすめです。

また、フックのサイズや太さを変えると重さも変わり、ルアーの泳ぎ方に影響することがあります。フックを交換したら、ルアーの動きがおかしくなっていないか確認してみてくださいね。

フックアイの向きを確認する

フックのアイ(輪の部分)には、横アイと縦アイがあります。

アイの向き
特徴
主なルアー
横アイ
アイの輪の面が、フックの曲がりの面に対して横向き
スプーン
縦アイ
アイの輪の面が、フックの曲がりの面と同じ向き
クランク、ミノーなどのプラグ

アイの向きによって、ルアーに付けたときのフックポイントの向きが変わります。スプーン用に横アイ、プラグ用に縦アイのものが多いのは、それぞれのルアーでフックポイントが適切な向きになるようにするためです。

フックを交換するときは、アイの向きと、交換前のフックポイントの向きを確認してから付けるようにしましょう。

釣り方別!エリアトラウト用フックの使い分け&おすすめ商品

記事内容のイメージ

フックは、魚の活性や使うルアー、狙う魚の大きさに合わせて、軸の太さや形状を使い分けるのがおすすめです。

釣り方や状況ごとに、おすすめのフックの選び方と商品を紹介します。

状況
選び方の目安
放流直後・高活性時
中軸〜太めで、貫通力が高く丈夫なフック
低活性・ショートバイトが多いとき
細軸で刺さりやすいフック
マイクロスプーンを使うとき
極細軸で軽く、小さめのフック
クランクを使うとき
ワイドゲイプのプラグ用フック
ミノー・ボトム系ルアーを使うとき
ワイドゲイプで、針先が立ちやすいフック
大物を狙うとき
太軸で強度の高いフック

ヤリエでは、スプーン用フックについて、状況ごとに異なるフックを提案しています。放流直後の高活性時、反応が落ち始めたとき、低活性でスレた魚が多いときの3つです。

放流直後・高活性時

放流直後など魚の活性が高いときは、魚がルアーに勢いよく食いつくため、中軸〜太めで貫通力の高いフックがおすすめです。手返しよく釣るためにも、丈夫で針先が傷みにくいフックを選びましょう。

ヤリエ FA Hook

ショートシャンクとワイドゲイプ、短い針先を組み合わせた、初期の貫通力を重視したフックです。ヤリエが放流直後の高活性期向けとして提案しており、中軸で変形や針先の摩耗に強いのも特徴です。ただし、ボトムの釣りなど、自分から積極的にアワセる釣りには向かないとされています。

  • 番手:#6、#8、#9

ヴァンフック スプーンエキスパートフック ミディアムワイヤー(SP-31F)

基本性能をバランスよくまとめた中軸のベースモデルで、スプーンを中心に幅広いルアーに使えます。魚の状況を探るための最初の一本としても、手返しが求められる放流時にも使いやすいフックです。

  • 番手:#10、#8、#7、#6、#5

低活性・ショートバイトが多いとき

魚の活性が低く、アタリがあっても掛からないときは、細軸で刺さりやすいフックを試してみましょう。軽いフックはルアー本来の動きを損ないにくいのもメリットです。

ヤリエ MK Hook 2 SSS

極細軸で、ショートバイトが多い状況に向けたフックです。魚の反応が弱い状況や、マイクロ〜軽量スプーンに合わせやすいフックです。なお、放流直後や大型の魚が多いときは、より丈夫なフックを選びましょう。

  • 番手:#6、#7、#8、#10

がまかつ T1 シングルフック AT-L 速攻

細軸で軽く、ワイドなフォルムと長い針先が特徴のフックです。限られたチャンスを逃さずフックアップすることをねらって作られています。

  • 番手:5号、6号、7号

マイクロスプーンを使うとき

1g以下のマイクロスプーンには、極細軸で軽く、小さめのフックを合わせましょう。重いフックを付けると、スプーンの動きが悪くなることがあります。

ヴァンフック スプーンエキスパートフック ワイド スーパーファインワイヤー(SW-11F)

アンダー0.5gクラスの超マイクロスプーンに向けた、超細軸・ワイドゲイプのフックです。高硬度のワイヤーで、たわみを抑えています。細いぶん、強引なやり取りや扱い方によっては折れや伸びに注意が必要です。

  • 番手:#10、#8、#7

ヴァンフック スプーンエキスパートフック スーパーファインワイヤー(SP-11F)

スーパーファインワイヤーを使ったナローゲイプのフックです。低活性の魚や、口をあまり開かない魚のバイトを掛けることをねらって作られています。

  • 番手:#10、#8、#6

クランクを使うとき

クランクには、ワイドゲイプのプラグ用フックがおすすめです。クランクは巻いて使うことが多く、魚がルアーに触れたときに針先が口に触れやすいフックが向いています。

ヤリエ ST Hook

ヤリエのプラグ用の標準フックです。ショートシャンクとワイドゲイプで、フックポイントはやや外向きになっています。マイクロクランクからフルサイズのクランクまで、番手を選べます。

  • 番手:#6、#7、#7.5、#8、#9、#10

ヴァンフック エキスパートフック クランク(CR-33F)

中軸・ワイドゲイプの縦アイのクランク用フックです。高硬度のワイヤーで強度を高めており、小型のクランクやマイクロクランクにも対応しています。

  • 番手:#10、#8、#6、#5

関連記事:エリアトラウトのクランク入門|ただ巻き・ボトムノック・デジ巻きを解説

ミノー・ボトム系ルアーを使うとき

ミノーやボトム系のルアーは、ロッド操作で動かしたり、底でステイさせたりするため、フックの位置が安定しにくいルアーです。ワイドゲイプで、ラインのテンションが抜けたときでも針先が立ちやすいフックを選びましょう。

ミノーは複数のフックが付いていることもあるため、フック同士やラインと絡まないかも確認しておくと安心です。

ヴァンフック エキスパートフック ボトム&クランク(BC-33F)

クランクとボトム系ルアーに対応したフックで、ワイドゲイプとストレートポイントにより、小さく弱いバイトもとらえやすくなっています。アップアイでフックポイントを外側に向け、スローリトリーブやステイ中でも針先が立ちやすい設計になっています。

  • 番手:#12、#10、#9、#8、#7、#6

ヤリエ NK Hook

細軸・ワイドゲイプのフックです。浮上系のクランクやマイクロクランク、メタルバイブ、トップ、浮き上がる動きで誘うミノーなどに向いています。

  • 番手:#8、#9

関連記事:エリアトラウトのミノー入門|おすすめのサイズ・カラーや使い分けを解説

大物を狙うとき

大型の魚が放流されている釣り場では、魚の引きでフックが伸ばされないよう、太めの軸で強度を重視したフックを選びましょう。

ヴァンフック スプーンエキスパートフック ミディアムヘビーワイヤー(SP-41F)

ヴァンフックのエリア向けエキスパートフックの中で、最も強度の高いスプーン用フックです。中太軸ながら、高い貫通力と適度なしなりを持っています。

  • 番手:#10、#8、#6、#4、#2

ヤリエ MK Hook Hyper

ヤリエの標準的なスプーン用フック「MK Hook Sharp」より太軸のフックです。ロングテーパーと、わずかに内向きのポイントを組み合わせています。2g以上のスプーンや、大型の放流魚、釣り場独自の大型品種(ブランドトラウト)を狙うときに向いています。

  • 番手:#4、#6

エリアトラウト用フックの向きは?正しい付け方を解説

スプーンはカップ側に針先を向けるのが一般的で、プラグは純正フックの向きを基準に付けるのが基本です。

フックは、付ける向きによって掛かり方が変わります。ルアーごとに、付け方のポイントを押さえておきましょう。

スプーンのフックの向き

スプーンでは、フックポイントをカップ側(くぼんでいる面)に向けて付けるのが一般的です。ただし、カップの裏側に針先を向ける考え方もあり、正解はひとつではありません。迷ったときは、購入したときの純正フックの向きに合わせるのがおすすめです。

プラグのフックの向き

クランクやミノーなどのプラグは、ルアーによってフックの付け方の考え方が異なります。基本は、購入したときの純正フックの向きを基準にすることです。

トップウォーターやボトムプラグでは、下から食い上げる魚を意識して、前後のフックの針先が向き合うように付ける方法もあります。クランクでは、根掛かりを減らすために針先を外側に向ける考え方もあります。

フックを交換するときは、交換前にスマートフォンで写真を撮っておくと、向きを間違えずに付けられますよ。

エリアトラウト用フックはいつ交換する?

エリアトラウトでフック交換が必要な理由のイメージ(ChatGPT生成)

針先が鈍ったり、錆びたり、変形したりしたときが交換のタイミングです。こまめに針先を確認しましょう。

フックは、使っているうちに針先が鈍っていきます。針先が鈍ると、アタリがあっても魚に刺さりにくくなります。次のようなときは、フックを交換しましょう。

交換のタイミング
確認のしかた
針先が鈍ったとき
爪に針先を軽く当ててみて、滑るようなら交換
掛からない・バレることが続いたとき
急にバイトが乗らなくなったら、針先が鈍っていないか確認
底に当てたあと
ボトム系のルアーは針先が鈍りやすいため、こまめに確認
錆びたとき、変形したとき
錆や曲がり、伸びがあれば交換するのが一般的

よく使うルアーは、釣りの合間にも針先を確認するのがおすすめです。予備のフックを持っておくと、釣り場ですぐに交換できて安心ですよ。

フック交換に必要な道具と交換方法

フック交換には、スプリットリングプライヤーと交換用のフック、スプリットリングを用意しておきましょう。

フック交換に必要な道具

道具
用途
スプリットリングプライヤー
スプリットリングのすき間を開くための小型のペンチ。エリアトラウトの小さなリングに対応したものを選ぶ
交換用のフック
ルアーに合った種類・サイズのフック
スプリットリング
フックとルアーをつなぐ小さなリング。消耗品なので予備があると安心
フックケース
交換用のフックを種類やサイズごとに整理して持ち運ぶ

スプリットリングプライヤーは、エリアトラウトで使う小さなリングに対応した小型のものを選びましょう。

なお、ヴァンフックの「ワンタッチフック(OSP-31B/R)」のように、スプリットリングにアイを押し当てて軽くひねるだけで取り付けられるものもあります。

フックの交換方法

フックの基本的な交換方法は、次のとおりです。

  • 向きを確認する:交換前のフックの向きを確認しておく
  • スプリットリングを開く:スプリットリングプライヤーで、リングのすき間を開く
  • 古いフックを外す:リングを回しながら、古いフックのアイをリングから外す
  • 新しいフックを付ける:新しいフックのアイをリングのすき間に差し込み、同じ向きになるように回し入れる
  • 向きと動きを確認する:フックが正しい向きになっているか、ルアーの動きに問題がないかを確認する

最初は慣れないかもしれませんが、何度か練習すればすぐに交換できるようになりますよ。

ルアーや魚の活性に合わせてフックを使い分けよう

フックは、ルアーの種類や魚の活性、狙う魚の大きさに合わせて使い分けることで、釣果アップにつながります。

  • エリアトラウトでは、ルアーに合ったバーブレスのシングルフックを、軸の太さやゲイプの形、サイズで選ぶ
  • 放流直後は中軸〜太め、低活性時は細軸、大物狙いは太軸など、状況に合わせて使い分ける
  • スプーンはカップ側、プラグは純正の向きを基準にフックを付け、針先が鈍ったらこまめに交換する

フックの選び方がわかると、「アタリはあるのに掛からない」「すぐバレてしまう」といった悩みも解決しやすくなります。次の釣行では、いつものルアーのフックを見直して、状況に合わせたフックの使い分けに挑戦してみてくださいね。