JOURNAL

エリアトラウトにスナップは必要?ルアー別の選び方と結び方も紹介

その他タックル

エリアトラウトの道具をそろえていると、ラインとルアーの間につける小さな金具「スナップ」が気になりますよね。サイズも形もいろいろあって、どれを選べばいいのか、そもそも必要なのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

スナップは小さなパーツですが、ルアー交換のしやすさや、ルアーの動きに関わる大切な道具です。選び方のポイントを押さえておけば、自分のルアーに合ったものを迷わず選べるようになります。

この記事では、エリアトラウトで使うスナップの役割から、サイズ・形状・強度の選び方、おすすめの商品、スイベルとの違い、結び方、使うときの注意点までを紹介します。読み終えるころには、次に買うべきスナップがはっきりわかりますよ。

この記事は約12分で読めます

この記事でわかること

  • スナップは重量・サイズ、形状、強度の3つで選ぼう
  • ラインのヨレが気になるならスナップスイベルも選択肢
  • サイズ表記はメーカーごとに違うので強度や対応ルアーも確認

エリアトラウトで使うスナップとは?

エリアトラウトでスナップを使う理由のイメージ(ChatGPT生成)

スナップは、ラインとルアーをつなぐ小さな金具で、ルアー交換をすばやくし、動きを妨げにくくする道具です。

スナップは、ラインの先に結んでおき、開閉部を開けてルアーのアイ(ラインを結ぶ輪)に引っかけて使う金具です。一度ラインを結んでおけば、ルアーを替えるたびに結び直す必要がありません。

スナップをつけるメリットは、主に次の2つです。

  • ルアー交換が早くなる:開閉部を開け閉めするだけで付け替えられるため、スプーンのカラーや重さをこまめに替えるエリアトラウトと相性がよい
  • ルアーが自然に動きやすい:ルアーのアイとスナップの接点が自由に動くため、ラインを直接結んだときよりルアーの動きを妨げにくい

「スナップなしでルアーに直結してもいいの?」と迷う人もいますよね。直結でも釣りはできます。パーツが減るぶん重さが増えず、トラブルの原因も少なくなるのが直結のよいところです。

ただし、エリアトラウトはルアーを頻繁に替える釣りなので、そのたびにラインを結び直すのは手間がかかります。また、結び目がアイに固定されるため、スプーンの動きが控えめになることもあります。初心者のうちは、スナップを使って手軽にルアーを交換できる状態にしておくのがおすすめです。

エリアトラウト用スナップの選び方

エリアトラウト用のスナップは、重量・サイズ、形状、強度の3つを基準に、使うルアーに合わせて選びましょう。

順番に見ていきます。

重量・サイズで選ぶ

スナップのサイズの選び方のイメージ(ChatGPT生成)

エリアトラウトでは、1〜3g前後の軽いルアーを使うことが多いため、スナップも小さく軽いものを選ぶのが基本です。大きく重いスナップをつけると、ルアーの重さや姿勢が変わり、本来の動きが出にくくなってしまいます。

サイズの目安は、次のとおりです。

サイズの目安
向いているルアー
もっとも小さいクラス(#0000、SSSなど)
1g以下のマイクロスプーン
標準クラス(#000、SSなど)
1〜2g前後のスプーン全般
やや大きめのクラス(#00、Sなど)
2g以上のスプーン、クランク、ボトム系ルアー

迷ったら、まずは標準クラスのスナップを選び、マイクロスプーンを使うときだけ小さいサイズに替えると、使い分けがしやすいですよ。サイズの表記はメーカーによって異なるため、注意点の章もあわせて確認してください。

スナップの形状で選ぶ

記事内容のイメージ

スナップは、形状によってルアーの動きやすさや、交換のしやすさが変わります。主な形状は、次の4つです。

形状
特徴
ラウンド系
ルアーが接続部の中で自由に動きやすく、スプーンからクランクまで幅広く使える
細身タイプ
全長が短くコンパクトで、軽いルアーの重さや姿勢に影響しにくい
ワイドタイプ
底部が広く、スプーンの動きを妨げにくい
クイックタイプ
差し込むだけで着脱でき、ルアー交換がもっとも早い

ここで気をつけたいのが、小型なら何でもよいとは限らないという点です。特にクランクなどのプラグは、ラインアイの位置や形状によって、スナップがボディやリップに干渉してしまうことがあります。スナップが引っかかると、ルアーの動きが不自然になる原因になるため、手持ちのルアーに実際につけて確認しておくと安心です。

また、形状によって交換のしやすさも異なります。クイックタイプは付け替えが早い一方で、慣れるまではルアーを外しにくいと感じることもあります。寒い時期や手元が暗い時間帯など、細かい作業がしにくい場面も考えて選ぶとよいでしょう。

強度で選ぶ

スナップの強度は、使うラインや狙う魚の大きさに合わせて選びます。小さいスナップほど軽く目立ちにくい反面、強度は下がる傾向があるため、用途ごとに分けて考えるのがポイントです。

用途
選びたいスナップ
マイクロスプーンで食い渋りの魚を狙う
軽さを優先した最小クラス。細いラインと組み合わせる
1〜2g前後のスプーンで幅広く釣る
軽さと強度のバランスがよい標準クラス
クランクやボトム系、大型の魚も狙う
強度に余裕のあるやや大きめのクラス

エリアトラウトでは3lb前後の細いラインを使うことが多いため、多くの場合はラインのほうが先に切れます。とはいえ、大型の魚が放流される釣り場や、底を攻めるボトム系ルアーを使うときは、強度に余裕のあるスナップを選んでおくと安心ですよ。

エリアトラウト用スナップのおすすめ5選

記事内容のイメージ

エリアトラウトで使いやすいスナップを、軽さや強度、交換のしやすさなど用途別に5つ紹介します。

商品名
メーカー
特徴
向いている用途
プレッソ スナップ
ダイワ
エリアトラウト専用設計の軽量スナップ
スプーン全般
耐力スナップ P-20
オーナー(カルティバ)
歪みにくく、交換がスムーズ
強度を重視したいとき
ティモン e-snapII
ジャッカル
トラウト専用で、ルアー重量別にサイズを選べる
初心者のサイズ選び
SPスナップ
スミス
全長が短い超小型タイプ
軽いルアーの動きを活かしたいとき
プレッソ エイトスナップ
ダイワ
8の字形状のクイックタイプ
交換の早さを重視したいとき

ダイワ「プレッソ スナップ」

エリアトラウトに求められる要素を詰め込んだ、ダイワのエリアトラウト専用スナップです。スプーンの動きを活かすワイドボトム設計で、光の反射を抑えたマットブラック仕上げになっています。

サイズ
強度
SSSS
約4kg
SSS
約6kg
SS
約9kg
S
約12kg

最小のSSSSサイズは約0.006gと非常に軽く、マイクロスプーンの動きを邪魔しにくいのが魅力です。1袋9個入りです。

オーナー(カルティバ)「耐力スナップ P-20」

特殊溶接加工で軽さと歪みにくさを両立した、オーナーのスナップです。開閉時に負荷のかかる部分に特殊処理を施してバネ性を高めているため、ルアーの付け替えがスムーズです。

サイズ
強度
#000
8kgf
#00
9kgf
#0
12kgf

ルアーが動きやすいティアドロップ形状を採用しており、強度を重視したい人に向いています。1袋6個入りです。

ジャッカル「ティモン e-snapII」

トラウトゲーム専用に作られた、ジャッカルのスナップです。変形しにくい高強度ステンレスを採用しながら、トラウト向けの軽さに仕上げられています。

サイズ
強度
対応ルアーの目安
SSS
8lb
1gまでのマイクロスプーン
SS
10lb
1〜2gのスプーン、小型のハードルアー
S
12lb
2g以上のスプーン、クランク、ボトム系

サイズごとに対応するルアーの目安が示されているので、初めてスナップを選ぶ人でも迷いにくいのがうれしいポイントです。1袋8個入りです。

スミス「SPスナップ」

一般的なスナップより全長が短い、超小型の日本製スナップです。ルアーにつけたときの重さや姿勢への影響が少なく、フックがスナップに絡むトラブルも軽減できます。

エリアトラウトでは、#000や#00といった小さいサイズが使いやすいでしょう。軽いスプーンの動きをできるだけ活かしたい人におすすめです。

ダイワ「プレッソ エイトスナップ」

8の字形状が特徴の、ダイワのトラウト用スナップです。ルアーのアイが小さく、寒い時期や手元が暗い時間帯にラインを結びにくい場面でも、簡単にルアーをセットできます。

タイプ
強度
自重
F(ファイン)
1.5kg
0.7g以下
T(タフ)
6kg
0.7g以下

ルアーの着脱がしやすく、交換の早さを重視したい人に向いています。Fタイプは強度が低めなので、大型の魚を狙うときはTタイプを選ぶと安心です。1袋8個入りです。

エリアトラウトではスナップとスイベルのどっちを使う?

エリアトラウトでは、ルアー交換がしやすいスナップを基本に、ラインのヨレが気になるときはスイベル付きを選びましょう。

スナップとスイベルの違い

スナップとスイベルは、どちらもラインとルアーの間につける金具ですが、役割が異なります。

金具
主な役割
スナップ
ルアーをすばやく付け替える
スイベル
回転してラインのヨレ(ねじれ)を防ぐ

スイベルは、中央の回転部分がくるくると回ることで、ルアーの回転によってラインがねじれるのを防ぐ金具です。ラインがヨレると、キャスト時にラインが絡むなどのトラブルが起きやすくなります。

一方で、スイベルはスナップより部品が多いぶん重くなりやすく、軽いルアーの動きに影響することもあります。エリアトラウトでは、スプーンの動きを活かしやすいスナップ単体で使う人が多いですよ。

スナップとスイベルを両方使うのもあり

ラインのヨレが気になる場合は、スナップとスイベルが一体になった「スナップスイベル」を使うのもひとつの方法です。ルアーの付け替えのしやすさと、ヨレを防ぐ効果を両立できます。

たとえば、スミスの「SPスナップスイベル」は、小型のSPスナップにヨレを軽減するスイベルを組み合わせた商品です。#00サイズで、スナップ部分の強度は9kg、1袋5個入りとなっています。

ただし、スナップ単体より重くなるため、マイクロスプーンなどの軽いルアーでは動きが変わることもあります。回転しやすいルアーを使うときや、ラインのヨレが気になるときに取り入れてみてくださいね。

エリアトラウト用スナップの結び方

スナップの結び方は、初心者でも覚えやすいユニノットか、クリンチノットのどちらかを覚えれば十分です。

どちらの結び方も、締め込む前に結び目を唾液や水で湿らせるのがポイントです。摩擦による熱でラインが傷むのを防げます。

ユニノット

ユニノットは、結び目がしっかり締まりやすく、スナップ以外の結束にも使える結び方です。

  • ラインをスナップの輪に通し、10〜15cmほど折り返す
  • 折り返したライン(端糸)で、本線に沿うように輪を作る
  • 端糸を輪の中にくぐらせながら、2本のラインに4〜5回巻き付ける
  • 端糸をゆっくり引いて結び目を締める
  • 本線を引いて、結び目をスナップ側へ寄せる
  • 余分な端糸をカットする

クリンチノット

クリンチノットは、手順が少なく、手早く結べるのが魅力の結び方です。

  • ラインをスナップの輪に通し、10cmほど折り返す
  • 端糸を本線に5回ほど巻き付ける
  • 端糸を、スナップのすぐ近くにできた輪に通す
  • 結び目を湿らせてから、本線と端糸をゆっくり引いて締め込む
  • 余分な端糸をカットする

手順3のあとに、端糸をさらに大きな輪に通す「インプルーブドクリンチノット」にすると、ほどけにくくなりますよ。

エリアトラウトでスナップを使う際の注意点

スナップを使うときは、メーカーごとのサイズ表記の違いと、小さすぎるスナップのデメリットに気をつけましょう。

メーカーによってサイズ表記が異なる

スナップのサイズ表記は、メーカーによって異なります。たとえば、オーナーの耐力スナップは「#000」「#00」のように数字で表記し、ダイワのプレッソ スナップやジャッカルのe-snapIIは「SSS」「SS」のようにアルファベットで表記しています。

同じ「#000」や「SS」でも、メーカーが違えば大きさや強度が同じとは限りません。スナップを選ぶときは、サイズ表記だけでなく、強度や対応ルアーの目安も確認すると失敗しにくくなります。

小さければよいわけではない

スナップは小さいほど軽く、ルアーの動きを妨げにくくなりますが、小さければよいわけではありません。

小さいスナップは強度が低くなる傾向があり、大型の魚が掛かったときや、何度も開け閉めしたときに変形しやすくなります。また、クランクなどのプラグでは、スナップが小さすぎるとラインアイにうまくはまらなかったり、ボディに干渉したりすることもあります。

開閉部がゆるんでいたり、変形したりしたスナップは、魚とのやり取りの途中で開いてしまうおそれがあります。釣行前にスナップの状態を確認し、傷んだものは早めに交換しましょう。

自分のルアーに合ったスナップを選んでエリアトラウトを楽しもう

スナップは、使うルアーの重さや種類に合わせて選ぶことで、ルアー交換を楽にし、釣果アップにもつながる道具です。

  • スナップは、重量・サイズ、形状、強度の3つを基準に、使うルアーに合わせて選ぶ
  • ラインのヨレが気になるときは、スナップスイベルを使うのもひとつの方法
  • サイズ表記はメーカーごとに異なるため、強度や対応ルアーの目安もあわせて確認する

自分のルアーに合ったスナップを選べば、ルアー交換がスムーズになり、釣りに集中できる時間が増えます。次の釣行では、使うルアーに合わせてスナップを付け替えながら、エリアトラウトを楽しんでくださいね。