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エリアトラウトでニジマスはどうやって持ち帰る?手順や必要なグッズもチェック

釣り方・攻略

管理釣り場でニジマスがたくさん釣れた日は、「せっかくだから家で食べたい」と思いますよね。でも、どうやって締めればいいのか、どう冷やせば臭みが出ないのか、初めてだと迷ってしまうものです。

ニジマスは、正しく締めて下処理し、しっかり冷やして持ち帰れば、家でもおいしく味わえます。ただし、持ち帰りのルールは釣り場ごとに違うため、事前の確認も欠かせません。

この記事では、管理釣り場の持ち帰りルールの確認ポイントから、用意しておきたいグッズ、キープから締め方、血抜き、下処理、保冷までの手順を紹介します。読み終えるころには、釣ったニジマスを自信を持って持ち帰れるようになりますよ。

この記事は約11分で読めます

この記事でわかること

  • 持ち帰りの数やスカリの可否は釣り場ごとに確認しよう
  • 締めたらすぐにエラを切って、冷たい水で血抜きしよう
  • 処理した魚は食品用袋に入れ、氷水に触れないよう冷やす

釣った魚は持ち帰れる?管理釣り場のルールを確認しよう

釣った魚は持ち帰れる?ルールの確認のイメージ(ChatGPT生成)

多くの管理釣り場では魚を持ち帰れますが、持ち帰れる数やエリア、料金は釣り場ごとに違うため、事前の確認が必要です。

管理釣り場には、釣った魚をすべてリリースする「キャッチ&リリース」の池と、持ち帰りができる池があります。同じ釣り場でも、池によってルールが異なることがあるので注意しましょう。

持ち帰りに関するルールは、たとえば次のように釣り場ごとにさまざまです。

釣り場
持ち帰りのルール(一例)
平谷湖フィッシングスポット(長野県)
キャッチ&リリースが基本。1日券は10匹まで持ち帰り可能で、超過分は1匹500円。さばき場で無料で内臓を出せる
鹿島槍ガーデン(長野県)
持ち帰りは2号池のみで、1人2.0kgまで(中学生以下は1.2kgまで)。スカリなどでキープし、1人ずつ計量する
アングラーズパーク キングフィッシャー(栃木県)
1日券は15匹まで持ち帰り可能。5号池は持ち出し不可
フィッシングパークひらの(佐賀県)
キープは備え付けのバケツを使用。ビク・スカリ・ストリンガーは使用禁止

(出典:平谷湖フィッシングスポット「料金」、鹿島槍ガーデン「ルールとマナー」、キングフィッシャー「ニジマス釣り・エリアトラウト」、フィッシングパークひらの「レギュレーション」)

このほか、持ち帰り用のクーラーボックスを釣り場内に持ち込めない釣り場や、帰りにクーラーボックスの中を確認する釣り場もあります(出典:平谷湖フィッシングスポット「料金」、キングフィッシャー「ニジマス釣り・エリアトラウト」)。持ち帰りたい人は、釣り場の公式サイトで「持ち帰り」「キープ」のルールを確認してから出かけると安心ですよ。

ニジマスを持ち帰るために用意するもの

魚を持ち帰るために用意するもののイメージ(ChatGPT生成)

ニジマスを持ち帰るには、魚をキープ・処理・保冷するための7つの道具を用意しておくと安心です。

どれも特別な道具ではなく、ホームセンターや100円ショップなどでそろえやすいものばかりです。それぞれの役割を見ていきましょう。

クーラーボックス

釣った魚を冷やして持ち帰るために、クーラーボックスは必須の道具です。魚の鮮度を保つには、帰宅するまで低い温度をキープすることが大切です。

大きさは、持ち帰る予定の魚の数とサイズに合わせて選びましょう。ニジマスを数匹持ち帰る程度なら、小型から中型のもので十分なことが多いですよ。

前述のとおり、クーラーボックスを場内に持ち込めない釣り場では、車に置いておき、帰る前に魚を移しましょう。

スカリ

スカリは、釣った魚を水中に入れたまま生かしておくための網のカゴです。釣ってすぐに締めずに、帰る直前まで魚を活かしておきたいときに使います。

ただし、スカリやビクの使用を禁止し、備え付けのバケツを使うよう決めている釣り場もあります(出典:フィッシングパークひらの「レギュレーション」)。スカリを持っていく前に、使えるかどうかを必ず確認しておきましょう。

氷または保冷剤

記事内容のイメージ

クーラーボックスの中を冷やすために、氷または保冷剤を用意しましょう。

氷は溶けると水になるため、魚を袋に入れずに冷やすと、溶けた水に魚が触れてしまいます。保冷剤は溶けても水が出ないので、庫内を汚しにくいのが特徴です。使いやすいほうを選び、必要に応じて組み合わせてみてくださいね。

ビニール袋(ジッパー付き)

処理した魚を入れるための、ジッパー付きの食品用ビニール袋も用意しておきましょう。魚を袋に入れてからクーラーボックスで冷やすと、クーラーボックスが汚れず、氷が溶けても身に余計な水分が触れにくくなります(出典:シマノ「釣ったニジマスを持ち帰る」)。

魚の大きさに合わせて、いくつかのサイズを持っていくと便利です。

ナイフまたはハサミ

魚を締めたり、エラや内臓を処理したりするために、ナイフまたはハサミが必要です。

ニジマスはハサミでも腹を開いて、エラや内臓を処理できます(出典:シマノ「釣ったニジマスを持ち帰る」)。刃物の扱いに慣れていない人は、料理用のキッチンバサミから始めると扱いやすいですよ。

キッチンペーパー

処理した魚の血や水気を拭き取るために、キッチンペーパーを用意しましょう。魚の表面だけでなく、お腹の中もしっかり拭けるよう、多めに持っていくと安心です。

ゴム手袋

魚のヌメリや血で手が汚れるのを防ぐために、ゴム手袋があると便利です。ヌメリで魚がすべりにくくなり、ナイフやハサミを使う作業もしやすくなります。

手が汚れるのが苦手な人も、ゴム手袋があれば下処理のハードルがぐっと下がりますよ。

エリアトラウトで釣ったニジマスの持ち帰り方【基本の流れ】

記事内容のイメージ

ニジマスは、キープ、締める、血抜き、下処理、水気を拭く、冷やすの6つの手順で持ち帰ります。

手順を知っておけば、釣り場で慌てずに作業できます。ひとつずつ見ていきましょう。

①持ち帰る魚をキープする

まずは、持ち帰る魚をキープします。キープの方法は、大きく分けて次の2つです。

  • スカリなどで活かしておく方法:釣り場によっては、帰る直前まで魚を生かしておき、まとめて処理する運用も可能です
  • 釣った直後に締める方法:釣ってすぐに締めて、クーラーボックスなどで冷やしておく

どちらの方法が使えるかは、釣り場のルールによって異なります。スカリが使えるかどうかは、事前に確認したルールに従いましょう。持ち帰り尾数が決まっている釣り場では、キープした魚の入れ替えが禁止されていることもあります(出典:平谷湖フィッシングスポット「料金」)。

②ニジマスを締める

持ち帰る魚は、なるべく早く締めておきましょう。締めることで魚が暴れず、鮮度を保ちやすくなります。主な締め方には、脳天締めや氷締めなどがあります。

脳天締め

ナイフの先やピックなどで、魚の脳を刺して締める方法です。静岡県水産・海洋技術研究所の資料でも、ニジマスの締め方のひとつとして、千枚通しで脳を刺す方法が取り上げられています(出典:静岡県水産・海洋技術研究所「大型ニジマスの鮮度管理マニュアル」)。

脳の位置は、目の上端の後ろと、体の側面に走る線(側線)のあいだあたりが目安とされています(出典:シマノ「釣った魚をおいしくいただくために ~魚の締め方と持ち帰り方~」)。この解説は30cm以上の魚を対象にしたものなので、小さなニジマスでは位置がずれやすい点に注意しましょう。うまく締まると、魚がビクッと震えたあとに動かなくなるといわれています。

刃物を使うので、魚をしっかり押さえ、手を刺さないよう十分に注意してくださいね。

氷締め

氷水に魚を入れて、冷やしながら締める方法です。刃物を使わずにできるので、小型から中型のニジマスで取り入れる人もいます。氷水に長く浸けすぎないよう、締まったら取り出して次の手順に進みましょう。ナイフの扱いに不安がある人は、氷締めをしたあと、次で紹介する血抜きの際にハサミでエラを切る流れにすると、刃物はハサミだけで一連の作業を済ませられますよ。

このほか、魚の頭を叩いて気絶させてから血抜きをする方法もあります(出典:静岡県水産・海洋技術研究所「大型ニジマスの鮮度管理マニュアル」)。

③血抜きをする

締めたあとは、血抜きをします。魚の体に血が残っていると、身が生臭くなったり、傷みやすくなったりするためです(出典:シマノ「釣った魚をおいしくいただくために ~魚の締め方と持ち帰り方~」)。

静岡県水産・海洋技術研究所の資料では、ニジマスの片側のエラをキッチンバサミで切り、氷水の中で血を抜く方法が紹介されています(出典:静岡県水産・海洋技術研究所「大型ニジマスの鮮度管理マニュアル」)。締めたらすぐにエラを切り、冷たい水の中で血を出しましょう。

ただし、池での血抜きを禁止している釣り場もあります(出典:鹿島槍ガーデン「ルールとマナー」)。血抜きをする場所は、釣り場のルールに従いましょう。

④エラ・内臓・血合いを処理する

釣り場にさばき場がある場合は、持ち帰る前にエラと内臓を処理しておくと、鮮度が落ちにくく、家での調理も楽になります。

ニジマスはハサミでも処理できます。基本の流れは次のとおりです。

  • ハサミでお腹を開く
  • エラの下の付け根を切る
  • 水を流しながら、エラと内臓をまとめて取り除く
  • 背骨の下にある血合いを、爪を立てるようにしてきれいに取る

シマノでは、肛門からハサミを入れてアゴの下まで切る方法が紹介されています(出典:シマノ「釣ったニジマスを持ち帰る」)。一方、静岡県水産・海洋技術研究所の資料では、腸に残った汚れが身につかないよう、肛門から刃を入れないよう呼びかけています(出典:静岡県水産・海洋技術研究所「大型ニジマスの鮮度管理マニュアル」)。どちらの場合も、ハサミの先は浅く入れ、腸を傷つけないことが大切です。

血合いが残っていると臭みの原因になるので、しっかり取り除きましょう。釣り場によっては、スタッフが無料で魚をさばいてくれるところや、さばき場を自由に使えるところもありますよ。さばき場がない場合は、締めと血抜きまで済ませてしっかり冷やし、エラと内臓の処理は帰宅後すぐに行いましょう。

⑤水気を拭いて袋に入れる

下処理が終わったら、キッチンペーパーで表面とお腹の中の水気を拭き取りましょう。血と水気をしっかり取ることで、臭みが出にくくなります(出典:シマノ「釣ったニジマスを持ち帰る」)。

水気を拭き取ったら、ジッパー付きの食品用ビニール袋に入れて口を閉じましょう。

⑥クーラーボックスで冷やして持ち帰る

最後に、袋に入れた魚を、氷や保冷剤を入れたクーラーボックスで冷やして持ち帰ります。

このとき、魚が溶けた氷水に直接触れ続けないようにするのがポイントです。魚を氷水に浸けたままにしておくと、浸透圧によってうま味が溶け出てしまうことがあります(出典:シマノ「釣った魚をおいしくいただくために ~魚の締め方と持ち帰り方~」)。食品用ビニール袋に入れておけば、氷が溶けても身に水が触れにくくなります。

帰宅したら、すぐに冷蔵庫に入れて、早めに調理しましょう。すぐに食べきれない分は、空気に触れないようにしっかり包んで冷凍すれば、家庭でも2〜3か月ほど保存できるとされています(出典:大日本水産会「魚の冷凍保存」)。なお、サケ・マス類には、寄生虫(裂頭条虫類)の幼虫がいる場合があることが知られています(出典:厚生労働省「食品媒介の寄生虫疾患対策等について」)。釣ったニジマスは生で食べるのを避け、十分に加熱して食べるのが安心です。

正しく締めて冷やし、ニジマスをおいしく持ち帰ろう

ニジマスは、釣り場のルールを守りながら、すばやく締めて下処理し、しっかり冷やすことでおいしく持ち帰れます。

  • 持ち帰れる数やエリア、スカリの使用可否は釣り場ごとに違うので、事前に確認する
  • 締めてすぐに血抜きをし、エラ・内臓・血合いを処理すると、臭みが出にくい
  • 魚は食品用ビニール袋に入れ、溶けた氷水に直接触れないようにクーラーボックスで冷やす

手順を覚えてしまえば、下処理は思ったより難しくありません。次の釣行では、持ち帰りの準備もしっかり整えて、釣りたてのニジマスを家でおいしく味わってみてくださいね。