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エリアトラウトのスプーン入門|カラーローテーションのコツやおすすめ商品を紹介

エリアトラウトを始めて釣具店のスプーン売り場に行くと、重さもカラーも形もさまざまで、「どれを買えばいいの?」と迷ってしまいますよね。せっかく買ったのに釣れないと、スプーン選びが間違っていたのかと不安になるものです。
スプーンは、重さ、カラー、形状の3つのポイントを押さえれば、自分に合ったものを選びやすくなります。そろえ方や使い分けのコツを知っておけば、少ない枚数でも釣果を伸ばしていけますよ。
この記事では、エリアトラウト用スプーンの選び方から、初心者がそろえたい重さとカラー、タックルラウンジで買取・販売の多いスプーン、基本の釣り方、ローテーションの考え方までを紹介します。読み終えるころには、次の釣行でどのスプーンを使えばいいかがわかるようになりますよ。
この記事は約11分で読めますこの記事でわかること
- スプーンは重さ、カラー、形状・アクションの3つで選ぼう
- 初心者は同じスプーンの重さ違いと、方向性の違うカラーをそろえる
- ローテーションはカラー、重さ、アクションの順に1つずつ変える
エリアトラウトで使うスプーンとは?

スプーンは、金属の板にフックを付けたシンプルなルアーで、エリアトラウトでもっとも基本となるルアーです。
スプーンは、食器のスプーンのような形をした金属製のルアーです。水中を巻いてくると、ヒラヒラと揺れたり、左右に倒れ込んだりしながら泳ぎ、その動きや光の反射で魚を誘います。
エリアトラウトでスプーンが定番とされているのは、投げて巻くだけで使えるシンプルさと、重さやカラーを変えることで、さまざまな状況に対応できる幅の広さがあるためです。沈めるレンジや巻く速度を変えれば、表層から底まで探れるので、初心者から上級者まで幅広く使われています。
まずはスプーンで釣りの基本を覚え、慣れてきたらクランクなどほかのルアーも取り入れていくのがおすすめです。
エリアトラウト用スプーンの選び方

エリアトラウト用のスプーンは、重さ、カラー、形状・アクションの3つを基準に選びましょう。
それぞれのポイントを順番に見ていきます。
重さで選ぶ
スプーンの重さは、飛距離や沈むスピード、巻いたときの泳ぐ深さに関わります。重さの目安は、次のとおりです。
| 重さ | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 2g前後 | キャストしやすく、飛距離と操作性のバランスをとりやすい | 基準となる重さ。まず最初に使いたい |
| 1g前後 | 沈むのが比較的遅く、ゆっくり巻きやすい | 魚の反応が鈍くなってきたとき |
| 1g未満(マイクロスプーン) | 0.5〜0.9g程度の軽いスプーン。小さく目立ちにくい | 魚がスレて、口を使いにくいとき |
最初は2g前後を基準にして、反応が鈍くなってきたら軽いスプーンに替えていくと、使い分けのイメージがつかみやすくなります。
マイクロスプーンのような軽いスプーンは、飛距離が出にくく、ロッドやラインとの相性も大切になります。軽いスプーンを快適に投げるには、柔らかめのロッドや細いラインを組み合わせるのがおすすめです。
カラーで選ぶ
スプーンのカラーは、大きく放流系、中間色、食わせ系の3つに分けて考えるとわかりやすくなります。
| 系統 | 主なカラー | 特徴 |
|---|---|---|
| 放流系 | 金、銀、赤金、蛍光オレンジなど | 光を強く反射する派手な色。魚の活性が高いときに目立つ |
| 中間色 | 表が金で裏がオリーブなど | 表と裏で色が異なり、泳ぎながら色が切り替わる |
| 食わせ系 | オリーブ、茶、カーキ、ペレット色、黒など | 自然に近い落ち着いた色。スレた魚に使いやすい |
釣り場の水の色や天気、魚の活性によって反応するカラーは変わります。派手な色と落ち着いた色の両方を持っておくと、状況に合わせて使い分けやすくなりますよ。
釣具店が独自に企画したオリジナルカラー(ショップオリカラ)も人気があります。オリカラについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:エリアトラウトのショップオリカラ入門|入手方法・選び方・中古相場を解説
形状・アクションで選ぶ
スプーンは、形状によって水中での動き(アクション)が変わります。主なアクションは、次の3つです。
| アクション | 動きの特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ウォブリング | 左右に大きく振れる。アピール力が強い | 魚の活性が高いとき |
| ローリング | ボディが左右に倒れ込むように泳ぐ | 魚の反応が鈍いとき |
| ウォブンロール | ウォブリングとローリングの中間 | 状況を問わず使いやすい |
最初の1種類を選ぶなら、どんな場面でも使いやすいウォブンロール系がおすすめです。そこから、アピールを強めたいときはウォブリング系、控えめにしたいときはローリング系へと使い分けていきましょう。
初心者はエリアトラウト用スプーンを何g・何色揃えればいい?
初心者は、同じスプーンの重さ違いを数種類と、方向性の異なるカラーをそろえるところから始めましょう。
たくさんの種類を少しずつ買うよりも、基準となるスプーンを決めてそろえたほうが、違いがわかりやすくなります。
同じスプーンの重さ違いを揃える

まずは、同じ種類のスプーンで重さ違いをそろえるのがおすすめです。形状が同じなら、重さによる沈み方や泳ぎの違いがわかりやすく、使い分けを覚えやすくなります。
初心者がそろえたい組み合わせの一例は、次のとおりです。
| 役割 | 重さの目安 | 枚数の目安 |
|---|---|---|
| メイン(ウォブンロール系) | 1.8g前後 | 5〜6色 |
| 軽めのスプーン | 1.0〜1.2g | 3〜4色 |
| アピール用(ウォブリング寄り) | 1.5〜2g | 2〜3色 |
スプーンの数が増えてきたら、スプーン専用のケースやワレットに、重さやカラーごとに並べて収納しておくと、釣り場でもすぐに取り出せますよ。
カラーは方向性が異なるものを揃える
カラーは、方向性の異なるものをバランスよくそろえるのがポイントです。似たような色ばかりをそろえると、魚の反応が変わったときに対応しにくくなります。
たとえば、メインのスプーンで5〜6色そろえるなら、放流系、中間色、食わせ系をそれぞれ含めるようにしましょう。明るい色と暗い色、光を強く反射する色と控えめな色をそろえておくと、状況の変化に合わせてカラーを切り替えやすくなります。
タックルラウンジで買取・販売の多いスプーン

タックルラウンジで実際に買取・販売の多いスプーンから、人気のモデルを紹介します。
タックルラウンジ上尾店の販売実績(2026年3月〜9月)と買取実績(2026年3月〜6月)から、販売・買取の多かったスプーンを紹介します。販売でも買取でも最も多かったのは、ベルベットアーツの「フォルテ」(未開封品)でした。
販売の多かったスプーン(上位10)
| 順位 | 商品名 |
|---|---|
| 1位 | ベルベットアーツ フォルテ(未開封) |
| 2位 | ニュードロワー バンナ(オリカラ・未開封) |
| 3位 | ディープパラドックス グラビティ(未開封) |
| 4位 | ベルベットアーツ デイジー(未開封) |
| 5位 | ロデオクラフト ノア(オリカラ・未開封) |
| 6位 | ニュードロワー ハントグランデ(オリカラ・未開封) |
| 7位 | ニュードロワー ハント(オリカラ・未開封) |
| 8位 | アングラーズシステム ドーナ |
| 9位 | ニュードロワー ハント 0.9g |
| 10位 | ベルベットアーツ フォルテ 1.8g |
買取の多かったスプーン(上位5)
| 順位 | 商品名 |
|---|---|
| 1位 | ベルベットアーツ フォルテ(未開封) |
| 2位 | ベルベットアーツ デイジー(未開封) |
| 3位 | ニュードロワー バンナ(オリカラ・未開封) |
| 4位 | ロデオクラフト ノア(オリカラ・未開封) |
| 5位 | ディープパラドックス グラビティ(未開封) |
※商品名ごとの集計で、未開封品・オリカラ・重さの違いは別の商品として数えています。
販売・買取ともに、上位には未開封品やショップのオリジナルカラー(オリカラ)が多く入っています。タックルラウンジWeb店の宅配買取(2026年5月26日〜9月29日)でも、ベルベットアーツの「フォルテ」(1.8g、0.9g)や「デイジー」、ロデオクラフトの「ノア」、なぶら家の「アキュラシー」などの買取が多くなっています。
上位に入ったスプーンの特徴は、次のとおりです。
| モデル | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| フォルテ、デイジー | ベルベットアーツ | エリアトラウト向けのスプーン。トラウトキング選手権で実績のある伊藤雄大氏が製品テストを担当 |
| ハント、ハントグランデ、バンナ | ニュードロワー | エリアトラウト専用の軽量スプーン。ハントは0.4〜0.9gのマイクロスプーン、ハントグランデは1.0〜1.3g、バンナは1.4〜1.7gと重さの帯ごとにシリーズが分かれている |
| グラビティ | ディープパラドックス | 浮き上がりにくく、レンジをキープしやすいスプーン |
| ノア | ロデオクラフト | エリアトラウトアングラーの定番として知られるスプーン |
| ドーナ | アングラーズシステム | エリアトラウト向けのスプーン |
使いたいスプーンが見つかったら、中古や未開封品も探してみてくださいね。
エリアトラウトでスプーンを使う基本の釣り方
スプーンの基本は、キャストして狙うレンジまで沈め、一定の速度で巻き、釣れたパターンを再現することです。
初心者向けのタックルとしては、6ft前後で硬さがULのロッドに、ナイロン3lbのラインを組み合わせると、2g前後のスプーンを扱いやすくなります。そのうえで、次の4つの手順を覚えておきましょう。
①スプーンをキャストする
まずは、スプーンを狙った方向へキャストします。遠くまで投げようと力む必要はありません。ロッドのしなりを使って、コントロールを重視して投げましょう。
周りに人がいないかを確認してから投げることも大切です。隣の釣り人のラインと交差しないよう、正面に向かって投げるのが基本ですよ。
②カウントダウンして狙うレンジまで沈める
スプーンが着水したら、秒数を数えながら沈めて、狙うレンジ(水深)まで届けます。この方法を「カウントダウン」と呼びます。
たとえば、最初は着水後すぐに巻いて表層を探り、反応がなければ3秒、5秒と沈める秒数を増やしていきます。こうして層を刻んで探っていくことで、魚がいるレンジを見つけやすくなります。
③一定の速度で巻く
狙うレンジまで沈めたら、一定の速度でリールを巻きます。巻く速度がばらつくと、スプーンの泳ぐ深さが変わってしまい、狙ったレンジを外れやすくなります。
一定のリズムで巻くことを意識すると、スプーン本来の動きが出やすくなり、魚も追いかけやすくなりますよ。
④釣れたレンジ・巻き速度を再現する
魚が釣れたら、そのときのカウントの秒数と巻き速度を覚えておき、同じ条件で再現しましょう。同じレンジに、ほかの魚がいる可能性が高いためです。
反応がなくなったら、カウントの秒数や巻き速度を少しずつ変えて、再び魚のいる条件を探っていきます。この「探す」と「再現する」をくり返すことが、スプーンで釣果を伸ばすコツです。
スプーンはどう使い分ける?エリアトラウトのローテーション
スプーンのローテーションは、カラー、重さ、アクションの順に、1つずつ変えていくのが基本です。
魚の反応が落ちてきたときに、スプーンを替えることを「ローテーション」と呼びます。このとき、一度に変える要素は1つだけにするのがポイントです。複数の要素を同時に変えると、何が効いたのかがわからなくなってしまいます。
基本の流れは、次のとおりです。
- カラーを変える:派手な色から落ち着いた色へ、明るい色から暗い色へなど、方向性を変えてみる
- 重さを変える:同じカラーのまま、軽いスプーンに替えて、ゆっくり見せる
- アクションを変える:ウォブリング系からローリング系へなど、動きの強さを変える
たとえば、朝イチは放流系のカラーで反応があったのに、だんだんアタリが減ってきた。そんなときは、まず中間色や食わせ系のカラーに替えてみます。それでも反応がなければ、軽いスプーンに替えてゆっくり見せる、といった順番で試してみましょう。
魚の活性がかなり低く、底付近でじっとしているような状況では、底付近を攻めやすいボトムスプーンや、クランクなどほかのルアーに切り替えるのもひとつの方法です。反対に、大型の魚を狙える釣り場では、大物向けのやや重めでアピールの強いスプーンを使うアングラーもいます。
スプーンの重さ・カラー・レンジを使い分けてエリアトラウトを攻略しよう
スプーンは、重さ、カラー、レンジを状況に合わせて使い分けることで、エリアトラウトの釣果を大きく伸ばせるルアーです。
- スプーンは、重さ、カラー、形状・アクションの3つを基準に選ぶ
- 初心者は、同じスプーンの重さ違いと、方向性の異なるカラーをそろえる
- ローテーションは、カラー、重さ、アクションの順に1つずつ変える
スプーンを使いこなせるようになると、エリアトラウトはもっと楽しくなります。次の釣行では、カウントダウンで層を刻みながら、自分なりのローテーションを試してみてくださいね。

中古釣具専門店タックルラウンジのスタッフで構成された編集チームです。
日々の査定で触れる実機の情報をもとに、タックル選びに役立つ記事をお届けします。